私だって恋ぐらい…!!!





「なんで……勝手に知らない人に教えるんですか?」


社長にだから気を遣っているんだろうけど、声には怒気が含まれていた。




「勝手に話してごめんなさい。
でも…知っといてもらいたくて…
この人は来年から心愛のマネージャーさんになるんだから」



「「え!?」」



叔母のいきなりな発言に心愛と声が被る。





「俺まだするなんて一言も……」


「少し2人っきりで話してごらんなさいよ」


「おい…だからな…」



俺が若干呆れてると叔母は俺にだけ聞こえるように、耳元でこういった。



「少し話せば……マネージャーしたくなると思うわ」


そう言って練習室から出て行った。