「こうやって海翔と2人で話すの久しぶりだね」
海翔の家から歩いて5分のところにある公園。
小さいころよく3人で遊んでたっけ。
2人でブランコに揺られながら話をする。
「……なんかどんどん遠い存在になってくな」
「へ?」
海翔が寂しそうに呟く。
「心愛見ない日はないってぐらいテレビ出てんじゃん……CMとか…」
「そんな大袈裟だよ」
「…………でもさ……
そろそろ我慢できねぇや」
そう海翔の声が聞こえたかと思うと目の前が真っ暗になる。
「……か…いと?」
「好きだよ」
「えっ?」
「心愛のこと好き」