「顔半分寝てるけど……」


「眠いんだもん……」



私はいつもより早めに登校して課題をやっていた。


こういうお仕事をさせてもらってるから出席日数が足りなかったりするんだけど、代わりに課題を出せば留年は免除されることになってる。


でも、1クール……
約3ヵ月もまともに学校に行けなかったから課題の量は尋常じゃなくて……。



もっと寝てたかったのを我慢して早く来たんだけど、終わる気配が全くない。





「ちょっと手伝ってあげようか?」


半分死にかけてる私を見かねて凛が声をかけてくれた。



「大丈夫〜……自分でやる…」



仕事をやりたいって言ったのは私だし甘えちゃいけないと思うから。












黙々と課題を進めてるとものすごい勢いでこちらに向かってくる足音が聞こえた。





「ここあ!!」