━━━……翌日




心愛の学校の裏門前に車を止め心愛を待つ。



一応心愛にメールしたから来るとは思うが……










「橘さん!!」


走ってきたのか息が切れている。



「どうしたんですか、いきなり…」


「……まぁ、いいから早く乗れ」


「あっ、はい」



失礼しまーす…
そう言って後部座席に心愛は座った。










「これ」


俺は持っていた台本を心愛に返す。


「あっ…よかった…無くしたと思った…」