私だって恋ぐらい…!!!




「すみませんでした。自覚が足りませんでした。次からはしっかりやります。」



涙をこらえながら頭を下げる。




こんな時女優で良かったなって思う。




泣くのを我慢する演技だと思えばいいから。











「じゃあ失礼します」


もう一度頭を下げ楽屋を出て駅まで走った。




なんとか終電にギリギリ間に合う。





電車に乗り込んだ瞬間、私は被ってた帽子を深く被り直した。



私はやっぱり女優失格だ。



涙……



こらえきれてなかったから………。