「何回リハやってんだよ……もっといい演技をとかならともかく、キスまで持ってけないとかどういうことだよ…」 「大宮くんは毎回完璧なのに……お前もちゃんと出来てれば早く終われたんだぞ」 橘さんの言葉が胸に刺さる。 だって、何一つ間違ったことは言ってないから……。 「お前はもっと上目指したいんだろ?」 「……はい」 「だったら……キスシーンぐらいで共演者に迷惑かけんな」