橘さんは泣きじゃくる私の頭を撫でながら
「社長……心愛のブログで俺から報告してもよろしいでしょうか」
「………私にちゃんと見せてからよ」
「はい」
橘さんは微笑みながらパソコンに向かう。
「何て…打つんですか?」
私がそう尋ねると
「秘密」
「えぇー…」
拗ねる私に社長が見てないのを確認してから
触れるか触れないかのキスをする。
「なっ…////」
「可愛いやつ」
「あっ…なっ…///」
そう意地悪そうに微笑むとパソコンに向かい直ってしまった。
それから橘さんは
結局私には見せてくれなくて…
私は家に帰って赤面することになる。

