私だって恋ぐらい…!!!



〜雅人side〜




心愛が出て行った後、しばらく動けなかった。





「責めろよな…」



俺のせいでこんなことになったのに、心愛は1回も俺を責めなかった。




「俺だって……」


心愛といたい…。
心愛を守ってやりたい。





「雅人さん」


声がして顔を上げると、ドアから事務所の人が覗いていた。



「はい」


「ちょっとお客さんが……」


「えっ……?」



俺が疑問に思っていると



「俺だよ」