私だって恋ぐらい…!!!




これが……

合ってるんだよね?




「……あと、雅人をあなたのマネージャーから外すことになったわ」


「えっ?なんでですか!!?」


「………」




冷たい空気が流れた部屋を沈黙が埋め尽くす。







「雅人ならこの階の突き当たりの部屋にいるから話していらっしゃい。」


「っ…!!はい!!」




社長に背を向け、ドアノブに手を置く。

しかしその手をはなし、振り返り社長の目を見る。





「ありがとうございます。それと、ご迷惑をおかけして本当にすいませんでした」




そう深々お辞儀をして私は橘さんのもとへ走った。