「んっ…………」
「目覚めたか」
「あっ……橘さん…」
目が覚めると、真っ白な天井が目に入り、横から橘さんの声がした。
「仕事のしすぎと寝不足だってよ」
「……すいません」
「ほんとだよ…体調管理も仕事のうち」
「……」
「…と、言いたいとこだけど今回は俺の責任だしな」
「た、橘さんの責任じゃないですよ!!」
「心愛の体調管理も俺の仕事のうちだからな」
「……」
「とりあえず今日はゆっくり寝とけ
明日迎えに来るから」
「あっ!!あの弟たち…」
「大丈夫だよ、さっき遥希くんに電話で事情言っといたから」
「そうですか…ありがとうございます」
橘さんは立ち上がると私の頭を優しく撫でる。
「!!!/////」
「じゃあ明日な、おやすみ」
「おやすみ…なさい」
私がそう言うと、手を離し橘さん部屋から出て行った。
触れられた頭が熱くなり、また熱が出るんじゃないかと思う。
反則だよ……/////
橘さんの行動に私はなかなか寝付けなかった。

