楽屋に戻ると、寝不足で疲れたのか、泣き疲れたのかソファーで心愛が寝ていた。
「守ってやれなくてごめんな……」
起こさないように、静かにソファーに近づき
少し赤く腫れている心愛の目を指でなぞる。
さっき…
心愛が泣いてるのを見て、俺は自分の中にある心愛に対する思いが何かに気づいた。
いつ……惚れたのか。
自分ではよくわからないが……
多分初めて会った時から気づいていなかっただけで、惹かれていたんだと思う。
自分を持ってて
自分に厳しく
そして
俺が諦めた夢をキラキラとした瞳で語る心愛に惚れると同時に、憧れ尊敬したんだと思う。
でも、尊敬の気持ちに隠され今まで気づかなかったんだ。
「………ダメなんだよ」
俺は心愛のマネージャー。
それにまだ心愛は未成年。
軽く犯罪に達しそうだ………。
「………た…ちばな……さん……」
「!!!!!?」
名前を呼ばれ、もしかして起こした?と思ったけど、心愛は相変わらずぽけーっと寝てて……。

