〜雅人side〜
トントン…
「失礼します」
「やっぱ来たか」
あれから天候の関係で撮影が終わり、俺はすぐに中原の楽屋に来た。
「ちょっと出といて」
そう中原はマネージャーに言い、首をくいっとドアに向ける。
それを受けマネージャーは俺に一礼すると楽屋から出て行った。
「久しぶりだな、雅人くん」
「……あんた、何が目的だ?」
「久しぶりの再会なのにつれないな〜」
中原は笑いながら俺に近づいてくる。
「うちのに手を出すのはやめろと言ったはずだが」
「別に俺が誰に興味持とうと関係ねーだろ」
「………心愛じゃなくてもいいだろ」
「ハハッ」
中原は俺を見下したように笑うと机にあったコーヒーのマグカップを手に取り一口すする。
そして、ため息のように
「心愛ちゃんみたいな子とは付き合ったことないからね〜」
「だったら…」
「でも、あの純粋そうな顔見ると汚したくなるんだよね〜」
「………」
「それに……」
バシャッ

