「中原くん、心愛ちゃんすごくよかったよ」 監督が側で賛辞の言葉を言っているけど、私の頭には入ってこない。 私はただされる側だったから、演技については問題ないだろうけど…… ダメだ… こんなとこで泣いちゃ…… でも…… 「すいません、少し楽屋に戻ります」 監督にそう一言だけ言うと、外れているブラがズレないように押さえ楽屋に走った。