感想ノート

  • 日曜も仕事なり。

    しかし企画は逃すわけにはいかぬ。

    疾風雷神 2009/04/26 17:54

  • ちょ、ちょっとタンマ……

    やのかつさんがいらしてくださったことに「やったあ」私ですが、ちょ、ちょっとタンマ……(苦笑)


    疲れました←労って(苦笑)

    紅 憐 2009/04/26 15:22

  • あ、ちなみに、文章だけがプロじゃないので、別にしつこく極めなきゃいけない要素、でもないんですよね、下のは。

    あ、それで。

    神父の作品の三題要素!
    いや、い~い話じゃありませんか。率直すぎないストレート。すぱんと来る物語です。すぱんっ。


    うーん……悪いとこが見当たんないというか……
    あのですね、こういうのって、人が指摘された部分を自分にも当てはめて考えるのが大事だと思います。ので、ねもさんに言ったことも、そのまま当てはまんなくても、自分で考えてみるといいかもしれません。……と、たぶん一番の年少者がえらそうに言っとります。話を戻そっ。

    ……うーんいやでも、あの栞のくだりが好きですね。そのワンシーンのおかげで、少女がただ白いんじゃなく、病弱であるとか、優しい印象だとかが、文章にない部分まで想像させられていますから。いい手です。一で十を表すような。

    そして栞がイチョウになりイチョウが天使の羽になりと、要素の進化展開まで見せてくれてます。
    飛行機雲とシフォンケーキも、それが二人のキャラクターを印象づけるアクセントに なっていますし。

    まとめられています。
    私の視点からじゃ、なんにも言えないわ。

    紅 憐 2009/04/26 15:09

  • さて神父へ。
    なにやらねもさんから『三題要素についてぐれから』的なメッセージを受け取りました(笑)
    や、問題ナッシングです。

    文体については、ねもさんと同じことを感じました。ただちょっと違うのは、私は、がっつり読むぞ!って人ほど、むしろ物足りないのでは?と思います。

    ぶっちゃけ、神父のは読みやすい。感じるのは、「あ、ぽちぽち小説を書き慣れてる人だな」という。えらそうに聞こえてしまうのがあれですが、「ちゃんと読める文章だ」というのが神父のです。


    ただ、まだ、そこです。言ってしまえば、神父は大量生産されているコーヒー。多くの人が普通に「美味しい」と思える味です。
    が、豆から挽いて、ブレンドをして。手製コーヒーの味を知った人は、大量生産のコーヒーでは物足りなくなります。

    手製コーヒーのを、作家のくせだとか、アクだとか、なんかいろいろ言うんですね。名前が変わっても気付かれる人はそれができていると。

    まあ……これはプロ志望の方向けになりますから、神父がどれくらいのものを書きたいかで、流すなり受けるなりを。

    で、そうだ三題要素とかそっちのことですが。

    分けます!さらに(苦笑)

    紅 憐 2009/04/26 14:27

  • そうですね、ねもさんのは短編ならではの手法です。ねもさんのいう通り。これを長編でやると引っ張りすぎになってずんだれます。

    でも手法を使い分けるのはいいことですよ。ホラーやサスペンスなどの表現に、たとえば「怖い」とかの単語を「怖い怖い怖い怖い……」と連続して使うのがあります。が。これを恋愛で「好きだ好きだ好きだ好きだ」ってやったら、愛情表現が急にドロくなりますもの。使い分け。大切。

    ところで、これは個人の好みや作風というのもあるんですが、ねもさんのでは独り言を平然と「」化してありますね。悪いことじゃないです。最近のラノベや、ギャルゲーとか言われるもの、そうでなくても、マンガなんかは主人公みんな独り言体質です。

    が、それは認可されていると同時に、現実との微妙な齟齬を生み出します。無意識に感じる程度でしょうが、一度「独り言多い」と認識したなら、「まあマンガだし(小説だし)」という『作り物を味わう気分』が強まります。描写からはリアリティーは欠けませんが、読み手の意識はリアルに近づきません。二次元で止まるかと思います。

    と、これはねもさんのからリアリティーの話に発展しちゃったので、特に誰宛てでもない、かな。

    次に神父ぅ!(←劇団終わったばかりだから移動中のため分け分け(笑))

    紅 憐 2009/04/26 13:56


  •  この店自慢のシフォンケーキにも全く手を付ける事無く、彼女はジッと俯いたまま口を開こうとはしなかった。
     元々この店を僕に紹介してくれたのは彼女だし、この店のシフォンケーキの美味しさを僕に教えてくれたのも彼女だった。田舎育ちの僕が、都会育ちのお洒落な彼女と付き合いだしたのは一年生の終わりだった。その二人が今年は四年生で卒業を迎える。僕は当然、卒業後もこの土地に残り、彼女との関係をずっと続けていくつもりだった。きっと彼女も同じ事を想ってた筈だ。だから先に就職先の決まった彼女に置いてけぼりを喰わない様に、僕は必死に就職活動を頑張っていた。そう、実家の父親が倒れるまでは……。

     夏休み中を実家で過ごした僕は秋になり大学に戻った。そして、冬の気配を身近に感じ始めた昨日、彼女に連絡を取り、今日、この店で待ち合わせる事を約束した。
    「親父の奴、命には別状ないって」
     彼女が始めて顔を上げた。
    「でも、後遺症は残るらしい。昔の様には戻れないそうだ」
     彼女は再び俯くと、バックからハンカチを取り出した。僕は僕で、必死に次の言葉吐き出そうとするが、どうしても、次の言葉が出てこなかった。どれくらい沈黙の時間が流れただろう。僕はようやく一言搾り出した。
    「実家に戻らなきゃならない」
     彼女は声を殺して泣いた。僕は何も出来ずに彼女が泣き止むのを待った。やがて彼女は泣くのを止め立ち上がった。バックから一冊の文庫本を取り出して僕に渡すと、一言「ありがとう」と呟いて精一杯の笑顔を作ってくれた。僕は泣きそうだった。彼女に顔を見られない様に俯いた。しばらくすると店の扉が「カランカラン」と鳴った。僕は彼女が店から出ていった事を理解した。
     彼女が渡してくれたのは講談社文庫だった。村上春樹の『風の歌を聴け』。それは僕が初めて彼女に贈ったプレゼント。パラパラとページを捲ると栞が挟んであるページがあった。143ページ。赤のマーカーが引かれていたのは

    さよなら。お元気で。

    という一文だった。僕は零れ落ちる涙をどうする事も出来無かった。

     その後、彼女と言葉を交わす事は一度も無かった。卒業式の翌日、空は抜ける様に青く晴れ渡っていた。田舎へ戻る飛行機の中で僕は、この機体が残す飛行機雲を彼女が眺めていてはくれないだろうかと、そんな事をいつまでもボンヤリと考えていた。

    矢野 克彦 2009/04/26 12:59

  • スマイリーさんの作品を読むと、毎回よく1,000文字で起承転結が書けると思うよ


    ってゆうか、誉めすぎじゃないか?

    欠点を指摘する趣旨からずれてるぞー

    私も平気だから、好きなことを言うが良いよ

    ちなみに、二作目の私の作品は短編では、よく見られる「三段論法(もしくは三段オチ)」と呼ばれるやつね


    起承転結ではなく、起転結、もしくは起承結になる方法。


    型が決まってるから、好きではないのだが起承転結では一つの段落に200文字しか使えないのに対し、三段論法だと300文字以上使えるから、字数制限が厳しい短編向きではあるよ。


    逆に短編でしか使えない方法だけどね


    さてスマイリーさん。私はテーマについてはどうこう言わないよ。そこについては紅憐ちゃんから何かあるだろうし


    ので私はスマイリーさんの文体の指摘


    スマイリーさんの文章はね、綺麗なんだよ。整ってるし無駄が少ない。


    それはがっつり本を読むぞー!って人には良いかもしれないけど、

    暇だし、少し読むか…みないな人には疲れてしまう。


    そして綺麗な文章ゆえに物語のレベルも求められるよね


    SFやファンタジーは設定もさることながら、その設定の見せ方も大事だしね。


    そーんなとこかなぁ?

    あ、スマイリーさんの物語のレベルが低いという話ではないよ。綺麗な文章によくあった素敵なストーリーだと思うよ


    ただ、もう少し崩してもいいんじゃないかなぁ?…って思ったそれだけの話です

    ねもやん二号 2009/04/26 11:53

  • ふふふ。

    チョイ前のお題で書いたのと何故かクリソツ。

    モミジがイチョウに変わりましたが(笑)。

    しかも思いっきりフィクションですから。曲芸飛行のプロフェッショナル、松島基地の第11飛行隊「ブルーインパルス」は狙っても入れないような超難関ですので。目指してる方は要注意。

    ↑いるのかっ?!Σ( ̄□ ̄)!


    ねもさんの二作、拝見しました。

    個々の感想としては………。そうですね、一作目は確かにぐれさんのおっしゃるように「栞」「飛行機雲」の影が薄い気が。んでも、純粋に面白かったです。

    二作目は、「おや、そういう話?」と引き込ませておいてからの落とし方が流石ですね。

    そして、一作目から二作目に至るアジャスト具合が素晴らしい。ぐれさんの感想がすごく生きてまして、職人だなー、と思いました。

    スマイリー 2009/04/26 10:46


  • 訓練中の事故で肩を負傷した俺を待っていたのは、信じられない辞令だった。

    松島の第11飛行隊行き───。つまり、この日本の空を守る事だけを生き甲斐にしてきた俺に、曲芸飛行をやれと言ってきたのだ。

    配属当初は、事あるごとに上官に反発した。「俺が気に入らないなら元の部隊に戻せばいい」、ただその言葉だけを繰り返す日々。

    そんなある日、基地で行われた航空ショーで、ひときわ目を輝かせている、ひどく色白の少女がいた。

    それが、マキエだった。

    俺の地面スレスレの低空飛行で落ちた、まだ青いイチョウの葉っぱを大事そうに手に持ち、こう言ったのだった。

    「これ、記念に病院に持って帰って栞にするんです!」

    最初は、ただ戸惑うばかりだったが、やがて、彼女の純粋無垢な心に応える事が、いつしか俺の使命のようなものになっていた。

    「後藤さんの飛行機って、すぐ分かるんですよ。何ていうか、その、他の方のよりも、飛行機雲がキレイなんです!」

    仮退院の時も、唯一の自慢料理だという籠一杯のシフォンケーキを持って、俺の所に来てくれた。

    「もっと良くなったら、俺の飛行機に乗せてやる。」

    「ホント!?………い、いえ、本当ですか?!」

    その時彼女が初めて見せた、年相応の女の子の反応。それがただ、嬉しかった。




    だが…………。

    ついに、少女との約束は、果たされる事は無かったのだ。




    ……そして俺は、今日も、この国防とは無縁の飛行部隊で操縦桿を握っている。

    離陸直前、副操縦士の波多野が後ろから声をかけてきた。

    「後藤一尉、前から聞こうと思ってたんですが………そのイチョウの葉っぱ、何なんですか?」

    「天使の………羽根さ。」

    「………………は?」

    「無駄口叩いてんじゃねえぞ波多野!さあ行くぞ、今日もお空で天使とダンスだっ!」

    「うわ、ちょちょ、ちょっと!」

    キャノピーを閉め、タキシングに入る。

    そして滑走路を疾走し、大空へと舞い上がる時、俺はいつもの言葉を心の中で唱えた。

    (マキエ……今日も一緒に、飛ぶぞ。)

    .

    スマイリー 2009/04/26 10:07

  • 尻込みしてませんぜ。書いてみたら意外に面白い。しかし、1000文字オーバーしちゃう……

    ねもやんさん、拝見しました。

    まず始めの作品は、『あ、お題はそう使ってもいいの?』という気持ちはありました。しかし先陣切って書いて下さり、しかもコメディ?だったので、こんな感じだよーと、教えてくださっているようで(勝手な解釈)優しい方なのだと感じました。ケーキが主役は思いつかなったなぁ。オチなしもある意味新鮮。すみません、自分中心の話ばかりで。

    次の作品は、うんうん、うまく溶け込んでいる。と思いました。お題が自然ですね。自然どころか、お題のキーワードがあることによって、娘さんへの気持ちをより感じます。いいお話でした。これでスランプなんですか?と、思ってしまう…

    こんな感じにしか意見を言えませんが、大丈夫?

    藤乃 2009/04/26 01:22

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