感想ノート

  • いやいや、いやいやいや、いいですよ、これはいい。
    栞を挟んだことでページがひとつどころに留まる感覚、対して飛行機雲の伸びていく進行形、また「彼女」=「娘」だったというトリック、それによる愛情(家族愛、娘への愛情)も得られ、グッドです。たしかに作り込みは1000文字内では難しいですが、これには無理がない。スマートでしたし、なにより栞と飛行機雲を心理に、そしてシフォンをキーアイテム化したところは素敵だと感じました。

    あとあと振り返ってみて、「あ、これは〇〇がお題だったんだな」と判別できる作風もあれば、「あれ?これは内容にうまく溶け込んでてわからないぞっ?」っていうのもあります。ねもさんのこれは後者。溶け込んで消えてしまうのではなく、いい具合に味を出してる。お題を見事に下味化しています。上手い(美味い)。

    紅 憐 2009/04/26 00:33

  • 連続投入。

    ちょっとオチつけるのが、早すぎた気がしたけど、1000文字じゃ、この程度にするのが妥当かな?とか、考えたりね。

    1500ぐらいだと、オチまでに、もう少し色々出来たような気がするのだけどな・・・。


    それにしても、やっぱりスランプだ・・・いざ、腰を入れて頑張ろうとしても、この程度しか書けない・・・(_ _||)

    ねもやん二号 2009/04/26 00:25

  • 男は飛行機雲を眺めていた。
     飛行機雲を眺めながら、考えていた。
     ・・・何がいけなかったのだろう?
     当然、飛行機雲は答えない。
     ただ、彼女を笑わせたかった。
     ただ、彼女を喜ばせたかった。
     それだけだというのに・・・。
     何が悪かったのだろう?
     男は一冊の本に目を落とす。
     彼女を喜ばせるために買った本。
     そこにはさんである栞は、もう一月も動いていない。
     先に進むことを怖がり、いつまでも、その場で留まっているのだ。
     まるで、自分のよう・・・とは思うまい。
     それでも次々と先に進んでいく彼女を見ていると、まるで自分は、このいつまでも動くことのない栞のようにすら思えてくる。
     いつまでも動くことのない栞の自分。
     そして、あの飛行機雲のように、はるか天空へのびていく彼女。
     きっと、はたから見たら、滑稽な二人なのかもしれないが、それでも、お似合いだと思っている。
     だって、彼女には自分しかいないのだから。
     それにしても・・・。
    「パパの作ったシフォンケーキ、そんなに不味かったかなぁ?」
     昼休み、男は本を片手に大きくため息をついた。
     ママが、あの子はシフォンケーキが好きって言うから、頑張ったのになぁ~。
     ちなみに、男の手元にある「子供に喜ばれるケーキの作り方」の本は、今日も『シフォンケーキ』の欄で止まっている。

    ねもやん二号 2009/04/26 00:23

  • あ。

    主人公が人間でなくてもいい、という発想の自由さは最高です。ねもさんは最初にいいものを書いてくださいました。概念に縛られない。大切なことです。

    でも、上記の三題要素はすべて含んでくださいね。
    三つのお題がある。それに沿う。というのは、少なからず構成力を鍛えるものに繋がると思いますもん。

    最低限のルールが1000文字、そして三題要素の二つです。ルールがなくなったら、自由と破綻の区別がつかなくなりますでしょ?そこは妥協しちゃだーめです。

    紅 憐 2009/04/25 23:47

  • はい。もちろん私からの意見ばかりではないと思います。聞けるとこは聞く、聞けないとこは聞かない。それでいいんです。いいはずです。

    見方を変えれば意見はかわりますし。

    なにより、聞き流したって問題ないことなんですから。

    私が書いた時にも忌憚ない意見でお願いします。


    で。

    藤乃さんが尻込みしちゃわないように付け足すと、ねもさんと同じ感覚ですべての人に、っていうわけじゃないので、安心してくださいな。

    紅 憐 2009/04/25 23:39

  • いや、まぁスランプ中に苦手な短編を書けといわれたら、こんなもんだよ。

    まぁ、もっと言ってしまえば、「三つのお題を使い切る」というルールを破りたかったというのもあるのだけどね。


    別に三つのうち、どれか一つだけ使っていれば、良いかなぁ~とも、思ったのだが、それだと、何か言われそうだから、無理クリ、残り二つも入れてみたに近いしね。


    別に、三つのお題にこだわっても、いいものは作れないからなぁ~・・・。


    また、何かしら思いつき次第、書くよ。

    ねもやん二号 2009/04/25 23:27

  • うんー……オチなしがとことん出てますね。

    スパッと言ってしまいますが、シフォンケーキ以外の要素が結構ないがしろ、ですね?

    名刺として栞を当てたにしては、二度は出なかったその名前。シフォンさんに「だから栞って呼んで!」なり活かせたはず(もしくは文字数で削ったか)

    栞と飛行機雲の使い方と、ねもさんの『フェイス』を引っ張ってくる言葉になりますが、今回の三題噺を踏まえても、『要素を活かしきれてない』と思います。

    フェイスもそうでしたが、あれは話術戦をしてこそ。その話術戦の肝心な『読み』の部分が、『……』という沈黙などで濁されていたのを思い出します。

    ぶっちゃけて、一言にまとめると、ねもさん、「もったいない」です。

    ねもさんには、このくらい言っても大丈夫だと思って、言いました。

    紅 憐 2009/04/25 23:09

  • 逃げたのではない!!!


    何となく、シュールな世界を描くことの難しさを表現したかっただけだ!!


    人間が主役を張るというルールはどこにも存在しないのだ!

    だから、シフォンケーキが主役でも良いじゃん!!!


    オチが思いつかなかったけど。

    ねもやん二号 2009/04/25 22:45

  • ワタシはお菓子屋さんで生まれたシフォンケーキ。
     そうね、名前がないから栞とでも名乗っておきましょうか?
     定価は、150円。
     そう絶対的に安い!
     圧倒的に安い!
     なぜなら、私には生クリームがないから!苺が乗っていないから!
    「あ~ら、しふぉんさんったら良いわね、いつも質素なカッコで。ワタシはもう生クリームが重たい重たい、あ~あ、誰か頭の苺とってくれないかしら~?」
     うっさいわ!ショートケーキの分際で!
     苺と生クリームしか脳のないくせに、えばってんじゃねぇ~!
    「まぁまぁ、ショートさんも大変なんだよ。最近の不景気の影響で苺が高騰してね・・・。」
     それで、あなたの人気が高まったのね?
     あ~そうですね、チーズケーキは何気にショートを差し置いて、一番人気ですからね!
     地味なのに…ワタシと同じぐらい地味なのに!!
     地味なのに!!
    「三回も繰り返すな!」
     地味なのに!
    「分かったわ!でも、シフォンに言われたくないわ!」
     ・・・・・・・・・・・
    「ワタシは黄土色をしている!」
    「だから、何!あと、ついでに言うとレアは白だけど、ノーマルは黄土色だよ!」
    「そうだ、黄土色とか白とか!所詮黒の敵ではないわ!」
    「「だまれ!チョコ!!」」
    「うっ・・・」
    「だいたい、チョコって、何さ?このバレンタインデー専用ケーキの分際で!」
    「違うわ!バレンタインだけではないわ!意外に、人気ある上に、ショートと並んで定番ケーキの一つじゃ!」
    「・・・まぁ、所詮俺の敵ではないがな。」
    「「うっせぇよ、チーズ野郎。」」
    「意味がわかんねぇ~!!」
     ・・・・
     ・・・・・・・・・・・・・
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    「という台本を書いてみたのですが、オチが出来なくて・・・」
    「・・・とりあえず、飛行機雲でも出して、なぁなぁで終わらせておけば?」
    「うわっ、やる気ねぇ~」
     いつものカミレン基地。
     相変わらず、正義の味方がひましている、平和なストウ市です。

    ねもやん二号 2009/04/25 22:43

  • 連絡ボード見て質問しようと思ってたら書いてあった。わぁお。

    そうそう、ポイントを聞きたかったんですよ。一場面を切り取っても、起承転結つけても何でもオッケーと解釈しました。

    1000文字……というより、規定があるものをやるのが初めてで。意外に自由ということですね。うむ。

    短編苦手というのは、いらない所がわからないのです。足してばかりだから長くなってしまう。

    藤乃 2009/04/25 16:40

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