感想ノート

  • さて、紅憐譲は、プロ作家を目指していると、豪語している以上は、厳しくいこうかの。

    まぁ、少し私の好みの話になるかもしれないから、コレは違うな・・・と思ったら、テキトーに聞き流してくれ。



    紅憐ちゃんは、案の定、女性が主役で来たか・・・って、感じだよね。


    コレは、紅憐ちゃんの特徴でもあるのだけど、同時に私が、酷く紅憐ちゃんの欠点だと考えているところでもあるのだが、


    紅憐ちゃんのキャラは総じて男女のバランスが悪い。



    紅憐ちゃん自身メールで言ったことあるけど、紅憐ちゃんは「優男」しか出ないと言ったでしょ?

    だから、毎回紅憐ちゃんの作品を読むたびに、「あ~、また男女のバランスが悪いなぁ~」と思ってしまうのだよ。


    別に、その手の作品は世に横行しているから、今さら何をと思うのかもしれないけど、その手の作品には、実は必ずといって良いほどに男の読者を意識した「あざとさ」が見え隠れするのだよね。


    私は、そのあざとさが嫌いだから、あまりその手の作品は読まないけど、紅憐ちゃんの作品には、そのあざとさも見えないから、やっぱり、ただバランスの悪い作品に見えるんだよね・・・。

    少なくとも、私には、だけど。


    なぜ、(恋愛ジャンルを除く)作品の大半が「男性」が主役になりがちなのかというと、時代錯誤でもなんでもなく、そっちの方がバランスが取りやすいからなんだよ。


    まぁ、それを差別だと言い切るなら、それでも良いけど、「かっこよさ」を表現したいなら、女性よりも男性の方が書きやすいことは確かだよ。


    そのせいかもしれないけど、(ホント厳しいこと言うけど)紅憐ちゃんの書く「かっこいい女性」はいつも、どこか私には物足りない。


    文章は申し分ないし、自分のスタイルを確立しているなら、あとはキャラクター・・・というか、キャラのバランスだと私は思うよ。


    よくも悪くも、やっぱり紅憐ちゃんは「女性作家」だよ。


    まぁ、私がただ単に「カッコイイ男性」が好きというのも、あるかもしれない意見だから、間違っていると思ったら、スルーしてくれ。

    ねもやん二号 2009/04/27 21:46

  • 飛行機雲が作られる原理を知ったところで、何だというのだ^^;

    一応、それぐらい私も知っているぞ。

    さて、藤乃さんの作品を読んで、昔の「ココリコミラクルタイプ」に出てくる「夢のない男」を思い出したのは、私だけなのだろうか?


    このキャラクターは極めればいい、コメディキャラになりそうな気がするのだが・・・。


    ゆえに、私は思う。


    なぜに、コメディ路線で責めなかった!!


    いいキャラ構成をしていると思うのだけどなぁ~・・・。


    あとは、使い方一つだと思うのだよ。


    まぁ、私の感覚だけの話だけどね。


    私は、コメディを全ての基礎と考えている人間だから。


    コメディを読めば、その人のセンスとか、どういう感性の持ち主なのかは、ある程度見えるし、優秀なコメディを書ける人間ほど、優秀なシリアスを書けると思ってるしね。

    ねもやん二号 2009/04/27 21:29

  • 現在の飛行機が燃料として使用しているジェット燃料。一般にガソリンに近いと思われがちだが、実はガソリンよりも灯油に近い性質を持つ。これが気温の低い高高度で燃焼する事により、その内に含まれる水素が………って、藤乃さんの作中の彼が他人に思えなかったりして…………(笑)。

    いいですねぇ、まったりカップル。お題が話題になってるあたりが面白い。

    う〜〜〜〜〜ん、あえて申し上げれば、彼女が大人し過ぎ、かなぁ……?どっかで彼に反撃したりすると、色々際立ってくる部分があった、かなぁ?と。

    いかん、自分の好みの話になってるかも。
    (^_^;)



    そして店主の登場とは!やのかつさんの参戦に気分が高揚した勢いで書いた、と私の「灰色の脳細胞」が囁いている!(笑)

    美人探偵……。田中芳樹のアレを思い出してしまった。

    三題の使い方は凄いよね。シフォンケーキがまず空気を作り、飛行機雲が演出を作り、そして栞が謎を作る。いや、お見事。

    あと、「空の心臓を射抜く」ってくだりが切れ者の彼女を表していて面白かった。でも、もう一段、何がしかの説明があっても良かったかも………?多分この後に出てくるんだとは思うんだけどね。だから部分で楽しむ分には充分なのかな?



    どちらも、堪能させて頂きました。

    m(_ _)m

    スマイリー 2009/04/27 18:57


  • 昨夜の茶会で振る舞われたシフォンケーキの香りが、まだ室内に残っている。人が死んだ沈鬱さに、この甘い香りは酷だ。

    吐き気を我慢しているとこへ、彼女が部屋に入ってきた。屹然の姿勢にヒールがカーペットを踏む音、そしてなにより唇に引かれた真っ赤なルージュが、彼女を仕立てていた。男なら一度は振り向いてしまう、美女に。

    ブラウスの肘を抱いた彼女は、片手を持ち上げた。

    二十センチ四方のナイロン袋に入っているのは、憐れに潰れた花だ。掌に収まりそうなほど小さなそれは、細い茎と、一枚の葉と、五つの花びらで……もとはもっと白かったのだろう。潰された時にエキスが滲んで、今の桃色まで染まったに違いない。

    部屋の全員にそれを見せた彼女は、言った。

    「なんだか、わかりますね?」

    「押し花……ですよね」と一番に答えた僕へ、彼女はこ、くりと頷いた。満足げに、ルージュが笑みを描く。

    「これは奥さまの持っていた文庫に挟まっていました。が、それがとても妙でして」

    庭師の老人が、あからさまに首を傾げた。その口なにか発音するより早く、彼女は言葉を接ぐ。

    「これは見ての通り、押し花です。奥さまは押し花栞の趣味があったそうですね?」

    「……ええ」

    ご令嬢が、頷いた。伏し目がちな瞳が、穴が空くほど彼女を見ている。喉に石でも詰まったような顔だ。

    「それが、なにか?」

    僕は、この時少し、ぞっとした。答えを得た彼女の目が、とても柔和に笑んだのだ。

    遠くの飛行機雲は、ただの線に見える。けれど、気付けばゆっくり進んでいる。まるで、空のどこかへ突き刺さらんとする、毒矢のように。じわじわりと。空を裂きながら。

    白い毒矢なんていったら、奇妙かもしれない。が、彼女にはその、奇妙ゆえに感じる圧巻が、あった。

    「ええ、なにかあるんです」

    そう、彼女は空の心臓を射抜く人だ。

    「これは一見すれば栞です。が、これが栞として使われるのは不自然なんです。だってこれはただの押し花で、まだ栞ではないから」

    栞では、ない?

    「もともと、奥さまの文庫には押し花栞が挟まっていたんです。しかしそれは、犯人に抜き取られた。なら、この未完成の栞が挟まっていた理由は――」

    その時、僕の横でだれかが、息を飲んだ。

    紅 憐 2009/04/27 16:20

  • 改行が変になった(゚Д゚;)

    素敵な作品がならぶ中、よくこんなの出したな。どんなお題でもいけそうな内容…

    深くない感じが自分の文そのもの…何言ってもらっても大丈夫です。

    まだ誰も何も言っていないのに落ち込むのは何故だろう。はぁん。

    藤乃 2009/04/27 14:22


  • 真っ青に抜ける透き通った高い空に白い筋が一つ。

    「飛行機雲……」そう呟いたのがいけなかった日曜日の午後。

    「何で飛行機雲ができるかわかるかい?」

    また始まった。私は彼が続きを口にする前に、白く延びる雲から目を逸らし敷かれた芝生と遊ぶ事にした。

    掌を芝生に擦りつけ左右に振る。ギャハハ。バッタみたい!バッタ!

    「雲はね――」

    枯れた芝が緑の芝を悲しく舞う。

    ……。

    あ、そうだ!

    雲の作り方講座を早く切り上げるため、鞄に手を伸ばした。

    「作ってきたの……あれ?」
    鞄から取り出した手作りケーキ。朝から彼の為に焼いたのだ。手に取って驚いた。潰さないようにと気をつけて持ってきたはずなのに。出来た時の半分以下の高さのそれを、まだ雲の中にいる彼に手渡した。

    「こ、これは?初めて見る形だ。 何というケーキだい?」
    研究熱心な彼である。
    「シフォンケーキ」
    「そんなはずはない、シフォンケーキというのは真ん中に穴が……まさか!専用の型を使わなかったとか言わないよな」
    「そんなのあるんだ」
    「シフォンケーキというのはね――」

    ビリ。ただラッピングを少し強めに引きちぎっただけ。

    お料理教室が終わらないお菓子屋さんをよそに、縮こまったシフォンケーキを口に運ぶ。形は最悪だけど、美味い。

    「何故膨らむかというと――」

    思い出したかのように手を拭くため、鞄から携帯のウェットティッシュを取り出し、読みかけだった小説も一緒に手にした。

    青空の下で読書。うん、素晴らしい。

    栞をはずし、ページをめくる。ここにある全ての音を遮断し文字に集中していれば、ケーキを握り潰さなくてもいい。

    物語は終盤。目の離せない展開が繰り広げられ、一気に読み上げた。

    本をパタンと閉じた風でふわっと前髪が揺れ、気付く。ケーキがない。どうやらケーキ屋さんも味見したらしい。

    いつの間にか料理教室を終え、掌を芝生の上で左右に振っていた。

    「ほんとに君は夢中になると何も見えないんだから」
    「落としていたよ」そう手渡されたのはちゃんと持っていたはずの栞。

    よく晴れた幸せな日曜日。始まるであろう栞の歴史を聞きながら、四つ葉のクローバーを探すのも悪くはない。

    藤乃 2009/04/27 14:03

  • 皆様、愛のある感想ありがとう。特にぐれさん、お疲れなのに2ページも………。モーレツに感動しています。ありがとう。
    (;´д⊂)


    文章が没個性なのか……。なるべく分かりやすい文章を心がけてるつもりなのですが、まだまだ薄っぺらいと皆様には映るようですな。これからも精進します。
    m(_ _)m


    ヤノカッツ提督………。

    むぅ、確かに上手い。批評の苦手な私にはとても批評なんか出来ない…………あぁぁぁ…………。

    スマイリー 2009/04/27 10:04

  • スマイリーさん、近所で行われた航空ショー思い出しました。死を扱うのは難しいですよね。私はどうしても病弱な女性→ラストで亡くなる、と予想してしまうので驚きや興奮が得られない事が多いです。しかし、「天使の…」という台詞でひと味違ったものを感じ、不覚にも?先入観や偏見がなくなりラストを楽しむ事ができました。扱う人によってよくも悪くもなるのだと思います。

    わぁお!やのかつさん。やのかつさんの作品が読めるなんてラッキーです。

    遠距離での恋愛なんてできない事は承知で、相手を思いあっての事だろうと思いますが、サッパリしているなぁと思っていたんです。しかし、ラストの飛行機雲…のところでやられました。彼の気持ちがよく表現され、さらに彼女も…と、余韻までいただきました。

    てか、皆さまうまいので欠点が見つけられない。はぁん。

    藤乃 2009/04/26 23:57

  • 矢野さん、読ませていただきました。

    うん、私から矢野さんにいうコトはないです。


    アレですね、「自分から見て、対等に見える人間というのははるか上にいて、自分より上に見える人間というのはさらに上にいる」状態です。


    圧倒的な実力差を見せ付けられて、特にいうコトはないですよ~。


    テーマの使い方も上手ですし、1000文字で上手に起承転結を行っており、非常に読みやすい文章をしていると思います。


    いいお手本になりました。

    ありがとうございます

    ねもやん二号 2009/04/26 22:13

  • トピからの為に、上に持ってきておいた方がいいかも……。

    退散

    ペンコ 2009/04/26 19:26

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