感想ノート

  • 誕生日だけに明るい話にしようかとも思ったが、やはり重たいのが好きなんだよな…

    皆さん技を持ってますなあ。

    疾風雷神 2009/04/29 00:08

  • やけどさん、はじめましてー(゚∀゚)どうぞよろしくです。

    拝見しました。
    面白かったです。本当に純粋に楽しめた。僕の設定がひとつではなかった事に驚きです。そんな技もあるのか。彼女のお母さんが喋った時、二度見しました。栞の使い方もお上手ですね。欠点を探しながら読んでいるつもりですが、なかなか…気になったというか、知りたかったのは『僕は』という言葉ですかね。多く使われているように思ったのですが、どうなんでしょう?多い少ないのメリットとかもわからないんですが、この作品の場合は多い方が僕の性格や性質をよく表しているとか…これは欠点じゃなくて、ただあたしの勉強ですね…

    藤乃 2009/04/28 23:58

  • ねもやんさん
    僕は年下ですが(*´ー`)


    今日は仕事終わったら多分時間出来るので、その時に頑張って皆様の欠点探しして書き出してみますですよっ!
    ではまたその時にヾ(・∀・*)

    やけど 2009/04/28 16:31

  • 超絶バタバタしてます!私!
    昨日もギリギリ空いた時間で書けたので、今日も危うい(苦笑)
    とりあえず私は夜には帰ります!(そしたらやのかつさんや藤乃さんややけどさんや雷神さんに……←体力持つの?(笑))

    紅 憐 2009/04/28 15:22

  • う~む…実はお二人には、私から何を言って良いのかわかんない…と言う本音かな?


    さすがに私も自分よりも、年上の人に口を挟んでいいものかどうかという何かが……

    ねもやん二号 2009/04/28 12:35


  • 「飛行機雲を見ると、憂鬱になる」
    ラルフはシフォンケーキにフォークを立てながら言う。
    「なんでさ。お前、パイロットだろうに」
    大河が不思議そうに尋ねると、ラルフは今まさに空に描かれた飛行機雲に目をやる。
    「あの軌跡が、冥府へ向かう道に見えんか」
    普段涼しげな表情を絶やさないラルフの瞳が、深い憂いを湛える。
    「私はな、空に憧れてパイロットになったわけではない」
    確かに、ラルフは元々地上の消火部隊にいた。
    「死者の魂は天に帰ると言う。私にとって空は冥府の入り口…」
    「まあ、食えよ」
    栞を挟むようにラルフの言葉を遮り、大河は自分のケーキを差し出す。
    「生きとし生ける者にはこの世で果たすべき役目がある。親父さんも、その役目を果たしたんだろうよ」
    大河は席を立ち、レシートを手に取る。
    「お前にも、果たすべき役目があるはずだ。それを果たすまでは、死んだりしないさ」
    大河が立ち去った後も、ラルフは飛行機雲を見ていた。
    少しだけ、気が楽になった。

    疾風雷神 2009/04/28 11:57


  •  ふと目をやった窓の外、青い空に飛行機雲を見付けて僕は、「あっ!」と叫んでいた。
     図書館で本を読んでいた僕は周囲の冷ややかな視線に頭を下げながら、鞄から一枚のチケットを取り出す。そこに書かれていた日付は確かに今日で、時間の猶予も余り残されていない。
     それを確認した僕は、鞄を引っ掛けると駆け出した。

     僕は人よりも物忘れが激しいらしい。一応医者からも診断を受けたが、病名も忘れてしまった。
     ただ、人よりも記憶に栞を挟む事が出来ない、と言われた言葉だけは何故かはっきりと覚えていた。

     飛行機を降りた時には日も暮れ、オレンジ色の空の下をひたすら走っていた。途中でいつものケーキ屋さんに寄るのは忘れないでいれた。
     小さなケーキ屋さんに入るとオバちゃんは僕の顔を見るなり、「シフォンケーキね」と笑顔で用意してくれた。
     もう五年目だ。オバちゃんは僕が忘れっぽいのも、彼女がシフォンケーキを好きだという事も覚えていてくれてる。
     それを受け取ると、僕はまた、駆け出した。

     道中、僕は信号を無視して道路を渡った。激しいスキール音が響き、怒号や悲鳴が耳に入ったが構わずに駆けた。こんな大事な日も忘れてしまっていた自分が悔しくて、一秒でも早く駆け付けたかったから。
     段々と小さくなる喧騒を背中に僕は走り続け、ようやく彼女の家に辿り着いた時には、空は黒く星が光っていた。

     彼女の仏壇の前に座ると、まずは謝った。きっと彼女は許してくれるだろうが謝った。そして、持っていたはずのケーキを持っていない事に気が付いた。きっとさっき落としてしまったに違いない。それも重ねて謝った。

     しばらくすると彼女の母親が僕の隣に腰かけた。

    「今年は来てくれなかったわね、彼……」

     寂しそうなその声を聞いた瞬間に僕の世界は暗転し、気が付けば僕は図書館にいた。

     全てを理解した。僕はもう何度これを繰り返しているのだろうか。
     それでも僕は忘れっぽいから、またすぐに忘れて繰り返すのだろう。

     僕は"今日"という日に、しっかりと栞を挟んでしまっていたんだ。

    やけど 2009/04/28 03:27

  • ログを漁ってきた僕です、
    みんないい作品に映るので批評は出来そうにありませにゅ、
    しかし書いてある批評を読むと勉強になりますねぇ、
    満腹です(*´ー`)

    あ、藤乃さん初めましてなのです、
    どうぞお見知りおきを(・∀・*)

    やけど 2009/04/28 02:29

  • ぐれさん、拝見しました。
    さすがです。あたしもそういうのを書いてみたい!と思わせる作品でした。あたしみたいなのが、そこまで書ければきっと褒められるし今までの作品からして驚かれる事でしょう。

    でも、ぐれさんだからなーって読んでしまう。ぐれさんの作品を全て読んでいないので何とも言えませんが、もっとドキドキしたかったかなぁ。彼女がいい味だけに。でもこの短さでやっぱうまいですよね。

    たまには『何でここでこの表現なんだ』とか読者をおいていってほしい…とかダメかな(-.-;)

    ちなみに『、』の使い方が好きです。

    藤乃 2009/04/27 23:26

  • スマイリーさん、ねもやんさん。ありがとうございます。

    あぁ、あたしも思い出しましたよ。田中。文字数があればダラダラ語らすとこでした。お二人の意見で『物足りない』と思うけどわからない部分が見えてきました。テーマが絞れないってのも以前からの悩みでした。1000文字で見抜いて頂けた事に驚きです。

    なるほど。めっちゃ勉強になりました。書き直したくてウズウズ。いいカフェですね。

    藤乃 2009/04/27 23:22

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