感想ノート

  • 最後に、スマイリーさん。


    うん、面白かった。


    新しいことにチャレンジしている姿勢も見せたし、整ったコメディとして成立していると思うよ。


    あとは、こういう文章を、どう生かせるかだと私は思う。


    コメディとシリアスを分けて考える人が多いみたいだけど、私はそうは思わない。

    シリアスの中にもコメディは必要だし、逆にコメディの中にもシリアス要素は必要だと思う。

    上手にバランスを取って、相手に疲れない文章と、面白く見せる文章への工夫があれば、いくらでも、面白くなるしね。


    前に「中だるみ」の話が少し出たけど「中だるみ」はコメディでつなぐ・・・という発想もアリなのだよ。


    この文章をどうやって、他の作風に持ち込み、生かしていくかだと私は思いました^^




    はい、クソ生意気に三人への批評をして見ました。


    私の作品も、批評して欲しいな・・・


    やのかつさんやら、雷神さんも自分の作品を発表するなら、他人の評価もしろ~!!! ヽ(`д´)ノ

    ねもやん二号 2009/05/03 11:52

  • 続いて、やのかつさん。


    厳しくいって良いというなら、厳しくいきます。


    ハードボイルドか・・・ハードボイルドね・・・私も語るほどハードボイルドを書いているわけではないのだが・・・一応、ハードボイルドを得意という認識をされているみたいなので、少しだけ、私の感覚だけで話をしてみますね・・・。


    矢野克さんはさすがに、テクニックは凄いよね・・・。

    私もさすがと感心してしまうよ。

    でも、ハードボイルドね・・・私には、ただの、「かっこつけ」にしか見えなかった気がしたのですが・・・。


    ハードボイルドには、確かに「男の世界のカッコよさ」もあるけど、それだけでは言いあらわせられない「切なさ」も備わっていると、私は考えているのだよね。


    どこかに情緒と切なさを持ちながらも、それをカッコよく、ハードに表現してこその、ハードボイルドだと私は考えているのだよ。


    だから、この作品はハードボイルドというよりは、「かっこよく書いた」という印象を受けたかな?


    1000文字でどこまでのものを求めているんだ、お前は?

    といわれそうだけど、私には、その印象を受けました。

    共感やら、同調という話が出ていたけど、所詮はフィクションなんだし、私はそれはいらないと思っているよ。


    でも、確かに完璧すぎる主人公は、面白くないとだけ言っておくね。


    ある程度の、欠点がありながらも、それを補える何かがあってこその、主人公。

    そういう意味では、あの作品の主人公も、まだ及第点かな?


    まぁ、1000文字だからね^^;


    そこまでは無理だよな・・・。

    私も自分で言っていて、それは無理だと思ったものな・・・


    でも、やのかつさんなら、出来そうな気がしたので、あえて、厳しく言ってみました。

    ねもやん二号 2009/05/03 11:45

  • ふぅ、やっと落ち着いたぜ・・・。


    さて、誰にというわけではないのですが、一つ一つ、ゆっくり、私なりの解説をしていきませうかね・・・。


    まずは、紅憐ちゃま。


    二作品共に、コメディ調ですね。

    私は唯一、コメディとSFになら、ツッコミをいれられるので、SFコメディを書いた時点で私にツッコミを入れてくれといわんばかりですな・・・。


    まず、第一に言えることとして・・・「1000文字でSFは無理」とだけ言っておきますね。


    SFには、設定やら細かい描写やらが必要になってくるので、SFを1000文字で行うことは事実上無理です。


    そこれで、紅憐ちゃんが書いた「曖昧」で突っ切るストーリーに変わるわけですな。

    で、とりあえず、二作品とも、私には情景があまり思い浮かばなかったと言ったところです。

    最初は、ただの探偵事務所の紹介

    次は、ただのメイドロボの紹介をしただけ


    ・・・という作品に見て取れました。


    手厳しいことを言うなら、

    二つとも、物語として成立していない。

    だったら、特に二作品目はあえて「ドジ」という単語を使わずに、あえて、このメイドロボがいかにドジなのかを、その言動と行動のみで上手に表す手法を使って欲しかった。

    のに、文章中に「ドジ」という単語が入ってしまったせいで、ただのメイドロボ紹介文章になってしまった印象があります。


    物語の一部分を抜粋した雰囲気で書くのも、アリですが。

    だとしたら、私は
    「なぜ、こんなところを抜粋したんだ?」

    と思わせるような文章だったかな?

    はい、紅憐ちゃんには、長い付き合いでもあるし、上を目指すものとして、トコトン厳しく言ってみました。


    気を悪くしたらごめんね。

    ねもやん二号 2009/05/03 11:30

  • ●今日も今日とて、大学通りのコンビニは、暇だった。
    「……夏休みだからな。」
    呟いても、反応が無い。相棒の生田は、「航空力学」とかいう難しい本とのにらめっこに忙しいようだ。
    「………くぉら。いくら暇とは言え、チミは時給で雇われたバイトなのだよ、生田君。労働時間中の読書は止したまえ。」
    イヤミな上司を気取って注意してみたが、やはり反応が無い。
    「………面白いのかね、その本。」
    全くの無視。
    「あっ!万引きだ!」
    ぴくりともしない。
    「ひぐちはザラキーマをとなえた!」
    へんじがない。ただのしかばねのようだ。
    「…………………おい。」
    その目は真剣そのもので、読書なのに何故か汗までかいてやがる。
    「…………一生そうしてろ。」
    いくらイジっても反応の無い生田をレジに残し、俺はトイレの清掃に出かけた。

    15分後、レジに戻っても生田は相変わらず同じ体勢で固まっている。読書は終わったようで、本にレシートで栞がしてあった。
    「樋口先輩!」
    何かにつけて無駄に熱い男だ。こちらを向いた目が炎を吹いている。
    「俺っ、プロポーズするんです!」
    ………出た。この男の必殺技だ。ただしもう4度目では、こちとらビックリする気にもなれんわい。
    「…………あのな、生田。何度も確認するが、それは付き合っている相手か?」
    「名前も知りません!」
    …………やはりか。
    「ひよっとしてナニか?お前、飛行機雲使って空にプロポーズの文句を描こうとか考えてる?」
    「せ、先輩!あなた、ひょっとしてエスパーですか?!」
    ………この程度でエスパーを名乗れるなら矢追純一は苦労せんわい。
    「生田、悪いことは言わん。まずは相手をデートに誘うあたりから始めようじゃないか。映画見て遊園地行って、喫茶店でシフォンケーキつつきながら夕焼けを眺めてだな………」
    「そんなダサいデートは御免被ります!」

    ───ズドォッ!!

    「……ち、外したか。」
    「べ、便所のデッキブラシは投げるモノではありません!」
    「やかましい。避けるんじゃねえよ。」
    カウンターを挟んで対峙する男二人。
    何故か客とおぼしき女子高生が泣きそうな顔をして入り口にうずくまっていたが、バトルに突入した二人には関係の無い存在だ。
    そして今日も、コンビニ『ダイソンズ・橋向店』は戦場と化すのだった。

    スマイリー 2009/05/02 20:09

  • 携帯から書き込むのには、慣れてないからな…………


    まぁ、コメディ、三段オチと書いたので、最後に、少しだけハードボイルド風にやってみた


    ちなみに私はハードボイルドよりはコメディの方が好きなのだが…………


    ちょっと、旅行から帰ってる最中なので、夜中にまたゆっくり見ます。


    東京、楽しかった~!

    ねもやん二号 2009/05/02 17:24

  • 晴天の空の下、お洒落な洋服屋が立ち並ぶメインストリートに、そのオープンカフェはよく似合う


    しかし、そんな店にその男は一人浮いていた。


    鋭い目つきに、うっすらとヒゲを生やした黒スーツの男は、道行く人や他の客からの好奇の目線を気にすることなく、一番道路沿いにある席に腰掛け、黙々とシフォンケーキをむさぼる。


    甘いものは好きではない。でも今日だけは別だ。


    二度と大好きな店で大好きなシフォンケーキが食べれない彼女のために、今日だけは…………特別だ………


    男は、シフォンケーキを平らげると一冊のノートを取り出す。


    綺麗なウサギ柄のノート。栞が挟んであるページには、彼女が最後に残した言葉

    「私はあなたの後ろに続く飛行機雲になるわ。ずっと、あなたを後ろから見守り、あなたを守る。だから、私はちっとも怖くないし、寂しくもないわ。だから安心して、私は幸だったわ。だから、あなたも、幸せになってね」


    …………

    「…そう都合よくは見えないか…………」

    『雲一つない』空を見上げ男はため息をつく。

    さて、いくら休日だからといって、むさい男が、いつまでも、こんな店にいたら営業妨害だな…


    男は大きくため息をつくと、席を立つ。

    瞬間、道路側から声をかけてくる一人の少女。

    「パパー!いつまでそこにいるのー!早く動物園ー!」


    …………なぁ、シオリ…俺は今、幸せだよ。


    店を後にして、少女を連れて歩く男の上には、いつの間にか一筋の飛行機雲が浮かんでいた。

    ねもやん二号 2009/05/02 17:20

  • さて、長いようで一週間、あっという間に過ぎ去ろうとしてます。

    今日と明日が踏ん張りどころ!最後まで創作意欲を忘れずに、そして「できなかったこと」があったなら、思いっきし悔しがりましょう(笑)

    紅 憐 2009/05/02 11:51

  • 藤のーん
    私のカフェの裏庭にあの方が出没して、藤のんに『読め』言うてはりますよー。
    カフェの裏庭は、そこの通路入って角曲がって、ドア抜けた先ですよー←わかんないよ(笑)

    紅 憐 2009/05/02 02:13

  • やのかつさんの欠点?なのかはわからないのですが

    珊瑚色も読破した私が感じたのは、まるで、すべてが過去のように感じること、です。
    描写がどことなく達観なんですね。まとまった、ムラのない文章です。客観もあれば主観もある。

    ただ、どこか、すべて、『――ということがあった』と繋がりそうなんです。
    第三者が四者、五者へ語るように、物語ができてる。出来上がってる。

    とても語り上手な友人が、目の前で手振り身ぶりを交えながらひとつの物語を語ってくれて、あらゆるものが伝わってくるんです。『ああ、その人はこうなんだな』『その物語はこうなんだな』『そこでそうなったんだな』。とても伝わってくるんです。

    が、すべて、『それ』『その』『そこ』。自分の対面にあるという設定で、自分自身に起こってることに感じない。共感は得られるんですが、それは自分と人物との重ね合わせとは少し違う。出来のいいレポート、そんな感じです。

    景色も感情も筋書きもなにもかもジンと伝わってくるレポート。読み手をグッと捕まえるレポート。それは、とても非を打てません。が、同時に、どれだけ共感があっても、『他人事』なんです。『同情』なんです。

    共感には二種類あると思います。『同情』と、『シンクロ』。
    やのかつさんのはすばらしいまでに『同情』を煽られます、が、目が覚めると、やっぱり「ああ、これは『その人』に起こったことに過ぎないや」となるんです。現実への回帰が、思ったより簡単にできてしまう。

    どれだけ同情しても、同情しても同情しても、人は考え方を変えることはありません。けれど、同情ではなくシンクロに至った共感は、人に影響を与え、考え方を変えてしまいます。

    とてつもなく難しいことで、今私も『そういうものを書けるようになろう』と思いました

    紅 憐 2009/05/02 02:02

  • 遠慮なく、やのかつさんに一言。

    「ブレーキランプの点灯しない突然の失速に追跡車が俺達を交わして追い越した。そのまま俺達は乱暴にインターを脱出した。」

    せっかくの臨場感です。
    次の文章を「そのまま」で繋げてしまうのはもったいない気がします。鼻息荒く、繋げては如何でしょうか。
    もしくは、「そのまま」を活かして、強かに沈静化させるか。

    なんとなく、思いました。

    退散

    ペンコ 2009/05/02 01:55

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