感想ノート

  • ちょ、ちょっと休憩。

    ぶっちゃけ熱が出そうです(汗)

    一旦、風呂に入って身体と頭を休めますm(_ _)m

    矢野 克彦 2009/05/04 02:37

  • あ~、藤乃さんの作品につて更に補足。私は“ストーリー”という言葉を使いましたが、それは必ずしも『起承転結』的なモノではなく、今回、藤乃さんがお書きになった様なスタイルのままでも、構成をいじったりする事で、充分、作品の体型(見てくれ)を改造出来、千文字“小説”とする事が出来ると思います。何か言葉足らずな気がしましたので追加。

    次にやけどサンの作品。凄いですね。見事な作品だと思います。只、この作品はねもサンの二作目と反対ですね。切れ味が鋭すぎて、切られた瞬間が気付きにくい。もう少し剣を振る速度を落としても構わないかと思います。
    不粋かもしれませんが、「今年は来てくれなかったわね、彼……」以降のネタバレ部分にフォローを加えた方がより読者へのトリックが鮮やかに見えるのではないかと思います。あるいは、「道中、僕は~」からお母さん登場までの間に、もう少し彼の身に起こった事が明確に伝わる様な補助線を加えた方が良かったのではないか……そう感じました。

    次は雷神さんの作品ですね。やはり見事な作品だと思います。そんな作品に敢て注文をつけるとすれば、ラルフの親父さんにつて、もう少し補助線があると更に良かったんでは無いでしょうか。これまたベタかもしれませんが、二人は軍の上官でもあり、飛行機乗りの師でもあったラルフの父の墓参りを済ませた帰りにお茶をしていると……的な描写があれば、より作品の密度が高まり、完成度が増したのでは無いでしょうか。そう思いまいした。

    矢野 克彦 2009/05/04 02:04

  • 次に藤乃さんの作品。ラストの

    よく晴れた幸せな日曜日。始まるであろう栞の歴史を聞きながら、四つ葉のクローバーを探すのも悪くはない。

    は素敵な〆方です。ならば、その言葉がより胸に沁みる様にストーリーを組んだら良かったのに……と悔やまれてなりません。どうせなら男女の一風景スケッチで終わるより、千文字“小説”を読みたかったと言うのが正直な感想です。因みにスケッチとしては実に気持ちのイイ、水彩画の様な作品だったと思います。

    次にグレちゃんの一作目ですが、コレは何とも言い様が無いというのが正直な感想です。
    あくまで、私の考えなのですが、千文字を使ってシーンの抜き書きを行う事に何の意味があるのだろうと言う気がします。特にグレちゃんの様に、“書ける”という事が、もう誰の目にも周知の事である人物が行う場合は特にです。敢てシーンの抜き書きを行う事に意味を持たせるとするならば、お題の言葉を非常に意外性の有る比喩に使うとか、実験的な文章表現に挑戦するとか、そういった場合ぐらいしか無いのではないかと思うのです。
    そう言う意味で、グレちゃんの一作目は私にとって何とも言い様の無い作品でした。

    矢野 克彦 2009/05/04 00:56

  • 次にねもサンの2作目ですが、これは良く出来た作品だと感心しました。只、一つだけ言うとすれば、オチはシャープな方がイイです。この様な作品は書いてるとオチが大切な為に、少し解り難いかな、ちゃんとオチが伝わるかな……と不安に思って足し算してしまいがちですが、ねもサンのこの作品は非常に解り易くて良く出来ていますので、ネタバレ後の「ママが、あの子は~」以降は蛇足的な気がします。
    ラストは

    「パパの作ったシフォンケーキ、そんなに不味かったかなぁ?」
     男は『子供に喜ばれるケーキの作り方』と赤いタイトル文字の書かれたレシピ本を見詰めながら大きくため息をついた。

    ぐらいのシャープさで〆た方が私はキレが良く作品の完成度が高まると思います。

    次に神父の一作目ですが、上手いですね。これまた良く出来た作品だと思います。
    特に問題点を指摘する事もない作品ですが、敢て申しますならば、マキエが弱いと思います。ベタですが、初登場の場面で車椅子に乗っていたりとか、看護士が常に傍に付いていたりとか、長時間の外出に耐えられない身体の為、大好きな後藤の飛行時間の時だけ観覧に来るとか、そういった一匙のスパイスを加える事でマキエと物語自体にも深みが出ると思います。
    あざとい気がするかもしれませんが、そういった点にまで目を光らせる事が僅か千文字の物語に濃厚さを形成していく気がします。

    矢野 克彦 2009/05/04 00:08


  •  ワタシはシフォンケーキ。定価は、150円。どう、安いでしょ? 圧倒的に安いでしょ?
     なぜなら、私には生クリームがないから! 苺が乗っていないから!
    「あ~ら、しふぉんさんったら良いわね~、いつも質素なカッコで。アタシったら、もう生クリームが重たい重たい、あ~あ、誰か頭の苺とってくれないかしらぁ?」
     キャー、うるさいわ! ショートケーキの分際で! 売れ残ってしまえば御自慢の苺もカピカピのくせに!
    「まぁまぁ、ショートさんも大変なんだよ。最近の不景気の影響で苺が高騰してるからね」
     な、なに? この落ち着き払った大人の余裕すら感じさせる発言の主は? はっ! アナタ、アナタなのねチーズケーキ!!
     何気にショートを差し置いて、一番人気のニクい奴。地味なのに……。ワタシと同じぐらい地味なのに……。
    「地味でも人気なのが実力の差だよ」
     口惜しいわ。大人ゆえの酸いも甘いも知り尽くした部分から醸し出される甘酸っぱさ! 人気の秘訣はきっとソコにあるのね。濃厚な甘みと後味さっぱりの酸味。く、口惜しい!
     でも、アナタ達、よ~く考えてごらんなさい。私こそは世界中で愛され、世界中のご家庭で、ママさんと娘さんが初めてのケーキ作りの第一歩を踏み出す題材。それこそが、私。シフォンケーキなのよぉぉぉっ! キング・オブ・シンプル!! キング・オブ・ホームメイドケーキ!! それこそがシフォンケーキなのよ~~~っ!!!
    「だから、わざわざケーキ店まで来て買わないんだろ。家で作るから……」
     チ、チョコ……アナタ、なんてビター過ぎる発言を……。

    「という台本なんだが、皆、どうかな?」
    「ほ、本気なんですか店長?」
     バイト長の中島さんが、僕らバイト全員の胸の内を代弁してくれた。店長は、先程、得意気に披露した自作のコント台本にわざわざ栞を挟み込むと真顔で語り出した。
    「当たり前じゃないか! このコントで新規客のハートを鷲掴むんだよ! 世間じゃ今、お笑いブームなんだ、ウチはそこに乗っかる!! それこそが俺自らこの一週間考えに考え抜いた、この世界的大不景気を乗り越える我が店舗の戦略だ!!!」
     喋りながらもドンドン熱を帯びてヒートアップし続ける店長のテンション。僕は窓から見える飛行機雲を眺めながら、この不景気でも何か仕事はあるだろうと転職を決意した。

    矢野 克彦 2009/05/04 00:05

  • え~、日付が変わってしまいましたが、改めましてこんばんは。やのかつデスm(_ _)m

    では、少しばかり愚見を述べさせて戴きます。
    只、予め申し上げておきますが、以下に述べる意見は、あくまで私の持つ小説観に拠ってたつものです。ですから、決してそれが正解などでは無く、そういう考えもあるのだなぁ~くらいでお聞き下さいます様、お願い致します。

    まず最初は、ねもサンの作品ですが、シフォンケーキを擬人化して書くという発想の素晴らしさのみの作品だったのは残念です。オチもメタなら、メタで全然イイのに、それもシフォンケーキ目線の部分がちゃんと作品として成立させられていないから、残念な結果になっています。
    まあ、これは私が言うまでも無く、ねもサン自身が作品を書かれた時から思っていらっしゃった様ですので、今更な感がありますが、今回の『文学喫茶』で発表された全作品中、最も発想の良かった部類の作品だけに特に、ちゃんと練り込まれなかった事を残念に思います。
    そういった点を考えて、次に、コメディセンス皆無の私ですが、恥を偲んでねもサン作品のカバーに挑戦させて戴きますm(_ _)m

    矢野 克彦 2009/05/04 00:02

  • う~ん……、批評ですか……。

    了解しました。

    未熟な自分ですが、それでも何かしら皆さんのお力になれるのでしたら、自分の実力を棚に上げて、愚見を述べさせて頂きます。

    夜中にまた来ますm(_ _)m

    矢野 克彦 2009/05/03 18:51

  • む…確かにあまり他人の批評はしてないな…

    では

    ぐりぽん〉

    喋る烏をもうちょっと立たせないと、折角のキャラが勿体ない。さらっと流し過ぎではないかと。

    メイドロボもキャラが弱いと思った。

    やのかっつぁん〉

    どうせなら、もっとドライな話の方が格好よかったかな。
    「報酬に見合う仕事はするのがプロ」
    くらい言ってもいいと思う。

    ねもたん〉

    最後に娘が出てきた所でそれまでの悲哀が吹っ飛んでしまっている。

    ノートの下りが死んでいるように感じる。

    実に勿体ない。

    そこの空気を引っ張った方が味が出たと思う。



    自分もそのへん出来てないと反省しつつ、お耳汚しに。

    疾風雷神 2009/05/03 15:22

  • ちなみに

    私の書いたああいうのが、無理やりに20ページくらいまで引き延ばされたのが、昨今野いちごに蔓延している短編だったりだったりします。

    すみません、なんか私もいくらなんでも自由にやりすぎてクオリティの劣悪なのを……反省。

    紅 憐 2009/05/03 13:09

  • やーやねもさん
    お疲れ様でーす

    大丈夫ですよ、全然♪っていうか、「書き込んでないなぁ、作り込み甘いなぁ」状態のまま出したので、いってもらわなきゃ、わざわざこういう半端ものを書いた意味がなくにゃるのです。

    というか、言ってもらうための時間ですし。

    ありがとうございますねもさーん

    紅 憐 2009/05/03 12:29

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