男は、顔面を押さえてうずくまった。 「この変態野郎!」 俺は、そう言うと店を出た。 商店街を歩きながら考えた。 あの男の言う事は、当たっている。 しかし…… しかし何だ? 分からない。 結論を出しても自分自身を美化したり欺いてるような気がした。 俺は、長いため息をついた。