すごい力で拘束され、なかなか動けない。


「永倉さん!ズルい!俺も!」


永倉先生の体の向こうで、藤堂先生の声までする。


「新八!それは俺が狙ってたのに!」


原田先生まで……


「永倉くん!離してあげたまえ!」


焦ったような山南副長の声が聞こえた。


しかし、永倉先生は力をゆるめるどころか……


「男嫌いなんかなぁ、一回気持ち良くしてやりゃあ、あっという間に治っちまうよ!」


なんて、言い出す始末……


む、無茶苦茶だぁっ!


女子をなんだと思ってるんだ!


あたしは、沖田の言葉を思い出した。