「ついてみればわかる。 俺にはそう無用とも思えないものだ」 「はあ?」 「わけわかんねぇぞ」 「いいから、そろそろ出発しよう。 遅刻をしないように」 斉藤はふふふと笑いながら、その場をあとにした。 俺と平助は顔を見合わせ、首をかしげる。 斉藤が言っていた、その荷物は…… 祇園の町会所に着いた俺たちを、にわかに沸き立たせた。 **