幕末オオカミ



「もののけが……」



全てが終わったあと、土方さんがぽつりとこぼした。



「……行くぞ、総司」


「……はい……」



俺達は芹沢の遺体をそのままに、八木邸をあとにした。



この夜、俺の胸にも一つ傷がついたことを、土方さんは、気づかずにいた。






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