「春陽、前言撤回させて貰おうか」




白夜は木陰を見つめながら笑う。その木陰には、



誰か居る?





「知り合いさ――――深い、ね」





誰と?



―‥なんて愚問だよォ。



"あの"ちー君を動かして二次元オンリーの夏彦に興味を持たせた。そして癖のある白夜をこんなにも愉快にさせる彼女の魅力は一体―――――何?



それを僕が知るのは、もっと先なのかも知れない。