「お姫様はなーんにもしちゃいねえぜ?テメエらの勘違いだ!」
糸を操るのは白夜
情報を売ったのは俺
闇討ちは北
「可哀想だよなァ〜?自分は父親の葬式で1ヶ月間牙龍に居なかっただけなのに、知らず知らずのうちに犯人に仕立てあげられてんだからよッ!!」
い ま 何 て ?
空さんの微かに発した声が彼の場所から程遠い位置にいる僕の耳を掠めました。
「久々に来た倉庫にも拘わらず、訳も分からないまま犯人に仕立て上げられてどんな気持ちだったんだろうなァ!?」
「―……葬式?父親の?」
「そうだ寿!!テメエらが犯人に仕立てあげたお姫様は無実!それどころか何一つ事実を知りやしねえ!!テメエらのこと憎くて仕方ねえんじゃねえのか!?」
「なら何で弁解しない」
「お前はバカか!あはははははは!傑作だな!笑えるぜ!あんときのお前らに『お父さんが死んだので1ヶ月来れませんでしたぁ〜』なんて言っても醜い言い訳にしか聞こえなかっただろ?だからお姫様は弁解しなかったんだよ!!」
――――テメエらのお姫様は賢いなァ〜!
はハ!ははハ!
アーハッハッハッ!
ハハはハハッ
あはは!
ア゙ヒャヒャヒャ
ふははは!
ハッはハハハハ
狂った嗤いが全身に突き刺さる。――――――笑い声ってこんなにも痛いものでしたか?
痛くて仕方ないです。四方八方から針が突き刺されるみたいです。まるで無防備なところを殴られたかのようです。

