かれこれずっと泣き続ける私の肩に手を置いた先生の手に温もりを感じる。
「また逢えるさ。たとえ離れていても、空は繋がっている」
「……っ……は、い」
「頑張れよ」
頑張れるよ…
だって私の傍には早苗が居るんだから。
ルーズリーフに描かれた響子と早苗を見るたびに私は早苗の笑顔を思い出して涙でグシャグシャになった顔で微笑んだ。
力を込めすぎてクシャクシャになった紙を丁寧に伸ばして直す。
少し萎れた部分が直った紙を見て私はまた嬉しそうに微笑んだ。
先生によるとその笑みは紙に描かれた絵と瓜二つ、だったらしい――――――‥‥

