牙龍−元姫−






最近悩みばっかだな…

ホントにこのままじゃストレスで死ぬ





誰も言わないんだよな


『これから、どうする?』


この言葉を……






俺たちに"これから"なんて選択肢はないのかもしれない。だから誰も言わないのかもしれない―――――――――でも俺は嫌だ。



自分勝手でも構わない。



ただ俺は響子と…………あれ?










ちょっと待てよ?




俺は響子と何がしたいんだ?






話す

(……何を?)


会いたい

(……それで?)


笑顔が見たい

(……俺の前ではもう笑わないのに?)


もう一度、牙龍に

(……俺たちが追い出したのにか?)







――――響子は俺のことを嫌い?


(当たり前だろ?)







マイナスに駆け巡らす思考がリアルで、どうもただの"例え"に終わらせられない。


閉じていた眼を開ける。射し込む日射しが眼に痛い。太陽は輝いているのに俺の心中はどんよりと影がかかり穏やかではなかった。