『一年に凄い男前がいるでヤンス!』

『へえ』

『反応薄っ!?もうちょい興味示してくださいっす!』

『無理。興味ないもん』

『で、でも凄いクールで男前な人なんす、風見千秋くんは!』

『――――千秋?』



私が千秋と知り合いと知ってからのカン太の反応は凄かった。千秋のことを根掘り葉掘り聞かれ、質問責めにあった。




『オイラと風見千秋くんの仲を取り持って欲しいでヤンス!』




恋する乙女か。


私に必死に頼むカン太を見て思った。





長々と続くカン太の話を私が止めたのは朝の5時くらい。


今日も学校あるから、とカン太に帰るように託した。実際は口に出すまで後数時間で学校ということを忘れていた。


こうしてカン太は興奮覚めあらぬ感じで帰っていった――――――――…