「ねえ、颯くんたちの所行こ!」

「うん!」





桃と一緒に颯くんたちの学校に向かう。

水樹くんの怪我は日に日に良くなっているけれど、まだ部活に参加できるほどではないらしい。




「まだ部活やってるみたいだね」




体育館から聞こえるバッシュの音と、掛け声。

桃とどこかで待っていようと、校門の前のフェンスに腰掛ける。