神様修行はじめます!

「これは、きっかけに過ぎぬ」

「え?」

「思い出すかどうかは小娘しだいじゃ」

「なに?」

「穴爪ネズミよ、お前の中の小娘の血を、記憶を返せ」


ぴょーん、と新種の生き物があたしに向かって飛んできた。

きゃっ!?

思わず両手で顔をガードする。その手に・・・


カリッ!


・・・・・

や―――! かまれた!

未確認生物に、かまれたぁー!!



――― ドクン! ―――



あたしの体が激しく震えた。

心臓が、ひとつ、大きな鼓動を打った。


小さな波紋。

たったひとつの、きっかけ。

それが・・・



大海を覆いつくす、巨大な波となった。