神様修行はじめます!

ピシィッ!

音を響かせて、永世の両手が印を結ぶ。

その唇から言葉が発せられた。



『終焉に、言葉は、いらず』



それが・・・


門川 永世、人生最後の言霊であった。



果ての見えないほど広大な白い円陣が、永世の周囲に現れた。

天を突くほどのその燦然たる輝き。


永世の命の全てがいま、輝く。



白い光に包まれる体。

その顔が・・・手が・・・

急速にシワになり、黒く変色していく。


恐らくは想像もつかぬほどの苦痛。

でも永世は身じろぎもせずに微笑んでいた。

脳裏に、たくさんの思い出が甦る。

それはとても懐かしく・・・

切なかった。