神様修行はじめます!

『わらわの元へ、来るがよい』


生まれて初めての、そんな言葉。

生まれて初めての、自分の居場所。



それから喰らって喰らって、喰らいまくった。

我が身もかえりみずに喰らい続けた。



死に侵食され、体は腐っていく。

怨嗟の声は絶えず自分を呪う。

苦痛は日増しに増えていく。


それでもかまわなかった。

成す事のために


自分を拾ってくれた門川 華子のために。

ただひたすら、門川 華子その人のためだけに・・・。



「これが狐面の一生じゃよ」



倒れ、動かないその体。

死に侵食され、生きながら腐った体。


もう二度と起き上がる事はない。


・・・・・・・。


狐面・・・。

満足、だった?


あたしは、心の中でそう語りかけた。

答えはもちろん、なかったけれど。