神様修行はじめます!

彼が近づくごとに、どんどんあたしの胸が熱くなる。

新しい涙がじわりとあふれてきた。


「天内君・・・・・」

「門川君・・・・・」


あたしは目の前に立つ彼を横たわりながら見上げた。

涙を流しながらも、満面に微笑んで。



門川君、すごいよ。やったね。

あたし達、やったね。

あたし、達、ついに・・・うぅ・・・。


込み上げてくる感情が、また涙を誘う。

とても言葉にならない。

顔がクシャクシャになっちゃうよぉ。


「かど、か・・・・・」

「天内君。君、すさまじく汚い顔になってるぞ」



うっ・・・・・っ!!



しゃくり上げた息が、塊になってノドの奥に飛び込んできた!!

げほっ!! うえっほぉ!!


「その顔中を覆っているのは鼻水か?」

「げっほぉ! ごほっ! ぐふっ!」

「泣くのか笑うのか咳き込むのか、どれかひとつにしたまえ」

「ごほっごぼっ!」

「仕方ないな。ほら、これで拭いて」


真っ白なハンカチが無造作に差し出された。