神様修行はじめます!

「争いも、これで終わります」

「・・・・・・・」

「お覚悟を・・・・・」

狐面が右手を振り上げるのが見えた。

門川君は、ただ黙ってそれを見ていた。



あたしは、うめき声を上げながら泣いていた。

泣きながら必死に両手で土を掻き、前に進もうとした。



でも、だめだった。

あたしは無力だった。

殺される者を目の前にして、うわぁうわぁと、ただ泣き声を上げる事しかできなかった。




ねぇ神様・・・!

今まで彼をほったらかしだったんでしょう!?


だったら今助けて!

もう今しかないの!


だれかこの残酷な運命を止めて!

神様じゃなくてもいい!

神でも悪魔でも何でもいいから!


彼を救って!!!


救いなさいっっ!!!



「永久殿、さらば・・・!」

「やめてえぇぇ―――――――っ!!!」


あたしの目の前で振り下ろされる右手。



神は現れず


悪魔も現れず


あたしの願いは届かない。


あたしは頭の中が真っ白になって・・・


気が狂ったように絶叫した。