神様修行はじめます!

痛・・・

口の中、切れた。血の味・・・。


視界の端に、狐面が門川君の目の前に立つのが見えた。


止めなきゃっ!!

彼を守らなきゃ!!


また這いずって進んだ。

必死に右手を伸ばす。

伸ばしたあたしの震える指が・・・

パタリと落ちた。


もう、限界だった。



もう何の力も、あたしには残っていなかった。

目を開けているのだけで精一杯だった。



門川君・・・

門川君・・・


やっとの事で開けている目。

その目に、門川君の姿が映る。


今にも殺されようとしている、彼の姿が。