神様修行はじめます!

呆然とケシズミを見るあたしに、門川君が声を掛ける。

「あれが絹糸の本来の姿だ」

「本来、の・・・?」

「絹糸は、元々あちらの世界の霊獣だよ」

「霊獣? 絹糸が?」

「あぁ。もはや神獣の域に達している」


神獣? 絹糸が神獣?



確かに・・・。

目の前に巨大な体で立つその姿は、果てなく神々しい。


輝きを放つ宝石のような毛並み。

黄金の目は、全てを見透かしてしまいそう。


崇高で偉大な、命の源のような・・・。

そんな別次元の感覚さえ感じてしまう。

でも・・・


あの絹糸が神獣だなんて・・・。

いつもの絹糸はどこ行っちゃったの?