一瞬、洞窟内が明るく照らされて・・・


次の瞬間、耳をつんざく様な爆音の雷鳴がとどろいた!!


「きゃ――――――――っ!!」

耳を両手で塞ぎ、悲鳴を上げてしゃがみ込む。

たて続けに続く、閃光! 雷鳴!


容赦の無い爆音が、鼓膜を殴りつける。

ビリビリと空気が震え、皮膚に伝わる。


あたしは悲鳴を上げ続け、ギュウッと両目を閉じて、ひたすら耐えた。


やがて・・・



閃光も、雷鳴もピタリと止んだ。

終わっ・・・た?

おそるおそる、目を開けると・・・



焼け焦げた、ケシズミのような塊。

その塊があちこちに大量に、散らばっていた。


この塊・・・まさか。

全部、さっきの異形のモノ・・・?