神様修行はじめます!

「小娘、我の子に会いたいか?」

「会えるの!? 会わせてっ!!」

「帰ったら会うがよいわ」

「わ―――――――いっ!!」

「無事に帰れたらの」

「・・・・・・・?」



絹糸の金色の目が、あたしの背中越しを見ていた。

白い光の中で門川君も同じ方向を見ている。


・・・・・?

あたしは後ろを振り返った。



そして、目を見張った。


いつの間にか、音も無く向こう側に立っていた者は・・・




全身を覆い隠す衣服。

細く跳ね上がった墨の両目。

紅いヒゲ。



見ただけで寒気のする、その存在感。



「狐面っ!!」

「やはり皆、まだ生きていたか」



幽鬼のように、狐面が立っていた。