だから、だからね、門川君。

もう一度あたし、この胸に決意した。

今度こそ、断固たる確固たる決意。




天内 里緒は

門川 永久のそばにいる。

そして彼を守り続ける事を誓います。




それはあたし自身が望んだ事。

あたし自身が決めた事だ。

そのために・・・


自分自身が望んだ事を成すために・・・



「はい。帰ります。・・・一緒に」



あたしは、そう答えた。

涙を浮かべて、微笑みながら。



帰ろう。あたしは帰るんだ。

彼の綺麗な花を、この手で守りきるために。



そのために帰ろう。


・・・彼と一緒に。


一緒に。