神様修行はじめます!

しま子は強い。ものすごく。

攻撃力も耐久力も、並みのレベルの鬼じゃない。

元々、門川君が使役していた鬼だ。

門川の名に恥ずかしくないだけの実力を持っている。


でも、ひとりで多数を相手にするには限界がある。

あたしをかばっている分、さらに分が悪い。


どんどんしま子の体につけられる傷が増えていく。


「しま子っ! あたしを下ろして!」

「・・・・・」

「しま子っ!!」



しま子は決してあたしを離そうとしなかった。

抱きかかえるようにして、自分の体全体を盾にしてあたしを守る。

そしてますます傷付けられ、しま子は弱っていった。


もう、攻撃を返すだけの余裕もない。


首、肩、背中、足。

しま子の体中から、赤く濡れた血がダラダラと流れている。

足元に血溜りができた。