神様修行はじめます!

その光を持つ影の塊達が、じわじわとあたしに向かって近づいてくる。

逃げなきゃ!

急いで後ろを振り向くと、すでに後ろにも光の群れが。

取り囲まれてしまっている!


影の塊が、むくりむくりと起き上がり始めた。

ぼんやりと姿が浮かび上がる。

その姿を見て・・・



あたしの表情は凍りついた。



蜘蛛。

複数の細い足を持つ、生き物。

ただ、常識はずれに大きい。

あたしの身長に達するほど大きい。

それだけでも十分恐ろしいのに・・・。



顔が、あった。

人間の顔が。



だらりと黒髪を垂らした顔が

まぎれもない人間の顔が

赤い唇をもった顔が


その両目で

あたしをじぃぃっと見つめていた。