神様修行はじめます!

「あ~、あっ」

大きな手の中に、小さな花束。

それをあたしに差し出した。


・・・・・これを、あたしに?


何かを懇願するような目であたしを見つめてくる。

しま子・・・。


なんとか、あたしを元気づけようとして。

そしてあたしの気持ちを変えようとして・・・。

自分の精一杯の真心を伝えるために、花を・・・。



ありがとう、しま子。

でも・・・受け取れないの。



泣いたままのあたしを見て、しま子はまたしゃがみ込む。

そして必死に花を摘み始める。


さっきよりも大きな花束を作って、あたしに差し出した。


「あ~・・・、あ~」


しま子は、笑っていた。

泣きながら笑っていた。


ひとつしか無い目から、涙をポロポロこぼして。

一生懸命に、あたしに向かって笑顔を見せていた。