神様修行はじめます!

黙ってうつむいてしまったあたしを見て、ふうっ、と門川君が溜め息をついた。


「天内君・・・」

「・・・・・」

「おばあ様に謝りたまえ」

「・・・・・っ」


うつむいたまま、両目を大きく見開いた。



「・・・・・謝、る?」

「おばあ様とケンカでもしたんだろう?」

「・・・・・え?」

「おおかた、君の祖父が屋敷を出た理由を教えてくれなかったとか、そんなところだろう?」

「・・・・・」

「なんとくだらない理由だ」


あたしは、ヒザの上で両手をギュッと握り締めた。



「返事をしないところを見ると、図星だな?」

「・・・・・」

「どうりで様子が変だと思った」

「・・・・・」

「おばあ様はお忙しい方だ。そんな事でわずらわせないでくれ。迷惑このうえない」

「・・・・・」

「さあ、早く謝りに行きたまえ。なんなら僕も一緒に行ってやろう」