『これでお前の魂は呪縛された』

『あ・・・あ・・・』

『分かるか? ナオよ』


じー様の両目から涙が溢れ出した。

永世、永世・・・

泣きながらその言葉だけを繰り返す。




ナオよ

お前はたった今から追放の身

生涯二度とこの地へ足を踏み入れる事はできぬ



永世が愛しいか? 

会いたいか? 触れたいか?


ならぬ

会うことも触れることも叶わぬ

お前にそれは決して許されぬ



ならば死して後、結ばれることを願うか?


ならぬ

たとえ死んでも、結ばれぬ



生きても、死んでも

お前の魂は永世とだけは交じり合う事ができぬ



魂の根本から

お前と永世はお互いに断絶された


生涯、二度と交じり合えぬ呪


お前は永遠の鎖によって呪縛されたのだ