神様修行はじめます!

だいたい狐って、昔話でもひねくれ者で嫌われ者って相場が決まってんのよっ。

その狐のお面をわざわざ好き好んでつけてるくらいだもん。

コイツは絶対、嫌味くさい性格の持ち主に違いない!


あたしは自信を持って狐面を睨みつけた。

するとまた狐面の篭もった声が聞こえる。


「奥方様の御前である。控えよ」



? おくがたさま?


って、ここの家の奥さんって事よね?

って事は・・・。


・・・えっ!?



この女の人、門川君のお母さんってことじゃんっ!!



ありゃりゃりゃっ!

そりゃ、ちゃんとご挨拶しなきゃ失礼ってもんだわ。

お世話になってる身なんだもの。

毎食たっぷり食わせてもらってるし!


あたしは門川君のお母さんに向き直り、笑顔になった。

「こんにちはぁ! 初めまして。いつもお世話になってますぅ!」


両手を膝の上で揃えて、ぺこりっと元気に頭を下げてご挨拶をする。



― ピシィィッ!!! ―


・・・え?