神様修行はじめます!

キイィィ・・・ン・・・


静かな声に冷気が宿った。



道場内の空気が冷え冷えとする。

キン、と音が聞こえるほどに。


そして彼の冷たい目が更なる冷気を増す。

さらに鋭く、さらに強く。


冷酷、と、言えるほどに。



暴れていたウサギが急に静かになった。

キュウゥ~と鳴いて身を縮こませる。

ハッキリ分かるほど、その目が恐怖で怯えていた。


ガタガタガタ・・・

震えている。

苦しみと痛みも忘れるほど、怯えている。



「森羽」

門川君が指の印を解いた。

ドサッとウサギの体が床に落ちる。


「・・・去れ」


その声を合図に、文字通り飛び跳ねながらウサギが祭壇の陰に隠れた。