神様修行はじめます!

「森羽(もりはね)」

門川君の静かな声が聞こえた。

「ギャアアッ!」

「誰が、そこまでやれと言った?」


目を閉じ、人差し指と中指を立て、彼は身動きせずに元の場所に座っている。



「ギャアアァッ!!」

ウサギの顔は、ゆらゆら不安定に揺らぎ続ける。

ウサギが慌てて自分の顔を両手で押さえた。

でも揺らぎはおさまらない。

どんどん揺れがひどくなり、崩れた顔でウサギは苦しげに叫んだ。



「誰が彼女をそこまで攻めろと言った?」

「ギャアアッ!!」

「痛いか? 苦しいか?」

「ウギャアアッ!!」

「森羽よ・・・」


静かで、ゆっくりとした門川君の声。


「僕は、怒っている」