神様修行はじめます!

「だから、なぜ『しま子』なんだ?」

門川君が呆れたように聞いてくる。


「君のセンスはどうなっている?」

「だってトラしまパンツはいてるから」

「・・・・・」

「それに、赤鬼だから女の子っぽい名前にしようと思って」


青鬼だったら、「しまお」とか「しまのすけ」だよね、やっぱり。


「君の力の制御がうまくいかないのは、感性に問題があるのかもしれない」

「えー? 可愛いじゃん。ね、しま子」


しま子はスイカを両手に持って、不思議そうにしげしげと眺めている。


あたしに話しかけられて「あ~」って声を出して嬉しそうに笑った。

ひとつしかない目を、無くなっちゃうかと思うくらい細くして。


「さて、そろそろ行くぞ」

「はぁい。行こ、しま子」

「あ、あ」

頷きながら、いそいそ立ち上がるしま子を連れて、あたしはしぶしぶ道場に向かった。


はぁ~~~。

またシゴキが始まるのかぁ。