神様修行はじめます!

用無し、ねぇ。

多分それも本人に向かって言ったんだろうな。

門川家の次男坊とはいえ高校生の若造にそんな事言われて。

プライド、ズタボロだよねぇきっと。

つくづく冷たい男。


「ショックで立ち直れないんじゃない?」

「ショックぐらいなんだ。異形のモノに殺されるよりマシだろう」

「そりゃそうだけど」

「痛いくらいに苦い思いをしなければ、人は解らない」

彼はメガネのブリッジを指でスッと押し上げる。


「本人は死んでもさぞ本望だろう。だが、残された者は自分を責めて泣き狂う事になる」

「そりゃ、まぁ、わかるけど」

「耐え難い苦痛と後悔を、生涯に渡って背負うんだ。その悲しい涙は・・・あまりにも見るに忍びないんだ」


・・・・・。


門川君・・・。