神様修行はじめます!

「それにしても暑いねぇ」

「・・・・・」

「あー、日差しがキツイ。セミがうるさいし」

「・・・・・」

「庭が風流なのが、せめてもの救いね」

「・・・・・」



ホント、一流料亭の庭みたいな、なんとも見事な内庭だなぁ。


味のある色と姿の置石、灯篭。

その絶妙な配列。

そして庭木の鮮烈な緑。

風に揺れる竹林が、えもいわれぬほど雅やかだ。


色、光、影。

ちょっと感動ものだよ、これは。



「日本は美しいねぇ」

「・・・・・」

「あれ? ここって日本でいいんだっけ?」


風鈴の澄んだ音を聞きながら、盛大にぶっかけそうめんをすする。



「天内君、そこにいたのか」

声が聞こえて、そうめんをすすりながらそっちを見る。